風呂場で孤独死!やるべきこと、やってはいけないこと

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風呂場で孤独死!やるべきこと、やってはいけないこと

寒い季節などにお風呂場で突然亡くなるという話を聞きますね。

風呂場で孤独死すると、通常よりも腐敗が進行しやすく、通常の孤独死よりもさらに過酷な状況になるのですよ。

風呂場で孤独死が発生する理由

「風呂場で孤独死」と聞くと、一人暮らしの高齢者が、冬場に寒い風呂場で亡くなっているというイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。

実は、風呂場で孤独死するのは高齢の方だけではありません。
若い方が亡くなる事例もあります。風呂場で孤独死が発生する原因について、みていきましょう。

ヒートショック

ヒートショックにより風呂場で亡くなるケースは、風呂場と脱衣所の温度差が大きくなる冬場に多く起こります。
特に日本の住宅は、廊下や脱衣所がとても寒いという特徴があるため、暖かい居間から寒い廊下を通って脱衣所に入ることで急激な温度の変化にさらされることになります。

そして、寒い脱衣所で服を脱いですっかり冷えてしまったところに、熱いお湯に浸かることで再び急激な温度の変化にさらされ、血圧が乱高下する状況が発生します。これにより、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞などを引き起こしたり、失神してそのまま溺れてしまうという事態になり、誰にも気づかれずにそのまま風呂場で孤独死することになります。

熱中症

風呂場で孤独死する意外な原因として、熱中症があります。熱中症は暑い場所に長時間いることで、体温が上昇、脱水症状が起き、場合によっては失神したり亡くなってしまうこともある、とても危険な状態です。
このような状態が、入浴中にも発生することがあるのです。

特に高齢者の場合は、熱いお湯に浸かって体温が上昇していることを認知しにくく、気づいたときには自力で浴槽から出られない状態になってしまい、そのまま溺れて亡くなるという事態が発生します。

突然死、その他

風呂場で孤独死した場合、原因がわからず、突然死あるいは原因不明と判断されるケースも少なくありません。
なぜなら、風呂場で孤独死したまま時間が経ってしまうと、死因を判断することが難しい状態になるからです。

また、一人暮らしの方が風呂場で自殺している場合も、風呂場での孤独死といえます。
このケースでは、高齢の方だけでなく、比較的若い方が亡くなるケースもあるようです。

風呂場の孤独死-するべきこと5ステップ

風呂場で浴槽に浸かったまま孤独死すると、部屋で亡くなるよりも腐敗の進行が早くなってしまいます。
その臭いは、ゴミ屋敷や一般的な孤独死の場合よりも強烈です。
では、もし発見したときには何をするべきでしょうか。

ステップ1. 風呂場の窓を閉める

風呂場の窓が開いていたら、すぐに閉めましょう。閉まっているように見えても、わずかに隙間が空いていることもあるので、必ずきっちり閉めます。風呂場で孤独死すると、時間とともに腐敗臭が発生します。
窓が開いていると、その臭いが近隣一帯に広がり、大変な迷惑をかけてしまいます。
周囲に迷惑をかけないよう、すぐに窓を閉めて臭いが広がらないようにすることが大切です。

ステップ2. 風呂場の換気扇を止める

風呂場の換気扇がついていたら、すぐに止めましょう。発見が遅れて、風呂場で孤独死したまま時間が経ってしまった場合、内部はひどい臭いになっているはずです。その臭いが、換気扇を通して建物全体、近隣一帯に広がってしまう可能性があります。

近隣で生活している人に迷惑をかけないよう、まずは、換気扇を止めて臭いが広がるのをストップすることがとても大切です。

ステップ3. お風呂の保温機能を止める

もし、お風呂の保温機能がついていたら、すぐに保温機能を止めることが大切です。風呂場での孤独死は、入浴中に体調が悪化して突然亡くなるケースが大半で、お風呂の自動保温機能が入ったままになっていることがあります。
それ以上状況が悪くならないように、お風呂の自動保温機能を止めるということを覚えておきましょう。

ステップ4. 警察に連絡する

風呂場での孤独死を発見したら、警察へ連絡する必要があります。なぜなら、亡くなった原因を確認しなければならないからです。

風呂場の保温機能と換気扇を止めること以外には何もせず、できるだけ、辺りのものに手をふれないようにして、
すぐに警察に連絡しましょう。

その後は警察の到着を待ち、警察の指示があるまで何もしてはいけません。

ステップ5. 特殊清掃の専門業者に処理を依頼する

風呂場で孤独死した場合、すぐに「特殊清掃の専門業者」を探して依頼することをおすすめします。
見た目は全く問題ないようでも、臭いの元となる体液などが広がっている可能性があります。

風呂場の死臭は、消臭剤を振りかけるだけでは消えませんし、配管に体液が流れてしまった場合の清掃作業は、専用の薬剤を使って繰り返し洗浄をおこなう必要があります。

風呂場の孤独死-やってはいけないこと4選

さて、風呂場の孤独死を発見したときにするべきことがわかりました。
その逆に、やってはいけないこともあります。次に、やってはいけないことをみていきましょう。

1. 自分でなんとか対処しようとする

「大至急なんとかしなければ!」と考え、中途半端な清掃や消臭をしてしまうと、換気口や配管の中にまで入ってしまった汚れや臭いが取れなくなったり、最悪の場合は、配管の交換が必要になってしまうケースまであります。

風呂場で孤独死が起きたら、自分で対処せず、孤独死の現場復旧作業の技術を持つ専門業者に任せるようにしましょう。

2. 風呂場の換気扇を回す

風呂場の換気扇を回すことは避けましょう。

なぜなら、換気扇を回すと悪臭が建物全体、近隣一帯に広がってしまってしまうからです。
近隣で生活している人に迷惑をかけないよう、臭いをできるだけ風呂場の中だけに抑えることが大切です。

3. 風呂場の窓を開ける

風呂場の窓を開けてはいけません。
窓を開けることで、悪臭が建物全体、近隣一体に広がり、大変な迷惑をかけてしまいます。

風呂場にこもった強い臭いを早く換気したいと思うかもしれませんが、内部でしっかり消臭作業をおこない、臭いを除去するまでは、風呂場の窓はしっかり閉じておくようにしましょう。

4. 浴槽の水を抜く

風呂場で孤独死して浴槽に使ったままになっているときは、浴槽の水(お湯)を抜いて、下水に流してはいけません。浴槽の中の体から染み出た油分や皮脂などが配管を通ってよその家まで流れてしまう可能性があります。

また、配管の中まで汚れてしまった場合、何度も繰り返し配管の洗浄をおこなわなければなりません。
配管の洗浄はとても難しく、場合によっては配管を交換しなければならない事態になることもあるのです。

浴槽の水は抜かずそのままにして、対処は専門業者に任せるほうが確実です。

孤独死が起きた風呂場の清掃は特殊清掃業者でないと難しい

先にお伝えしたように風呂場の孤独死を発見したら、できるだけ早く「特殊清掃の専門業者」に対処を依頼することが大切です。

でもなぜ、一般的な清掃業者ではだめなのでしょうか。その理由をみていきましょう。

配管に流れてしまった場合に対処できない

風呂場で孤独死が起きた場合、「浴槽の水を抜いてはいけない」ということをお伝えしました。

万が一、浴槽の水を流してしまった場合、配管を何度も繰り返し洗浄し、除菌をおこなわなければなりません。
さらに、洗浄・除菌作業が終わったあと、本当に安全な状態になっているかを確認するためには、水質検査をおこなう必要があります。そこまでして、安心して風呂場を使用できる状態に復旧できるのです。

一般的な清掃会社ではここまでの作業は難しく、浴槽の清掃のみで作業が終わってしまうケースも少なくないため、風呂場で孤独死が起きた場合は、必ず、特殊清掃の専門業者に依頼しましょう。

臭いを完全に除去することが難しい

孤独死の現場では、強烈な腐敗臭が風呂場全体に充満し染みついてしまいます。このような状態になると、一般的な消臭をおこなっただけでは、一時的に臭いが消えたように思えてもしばらくすると悪臭が復活し、お風呂に入ることが困難な状態になってしまいます。

特殊清掃の専門業者なら、換気口から配管まで徹底的に清掃し、壁などに付着した雑菌なども全て処理した上で、専用の機械を使って時間をかけて消臭をおこないます。

確かな技術を持つ特殊清掃の専門業者なら、放置された風呂場の孤独死の現場でも完全消臭することができます。

おわりに

今回は風呂場での孤独死についてみてきました。

風呂場で孤独死を発見したときにするべきことは

  1. 風呂場の窓を閉める
  2. 風呂場の換気扇を止める
  3. お風呂の保温機能を止める
  4. 警察に連絡する
  5. 特殊清掃の専門業者に処理を依頼する

でした。

逆にやってはいけないことは

  1. 自分でなんとか対処しようとする
  2. 風呂場の換気扇を回す
  3. 風呂場の窓を開ける
  4. 浴槽の水を抜く

でした。

風呂場での孤独死は、部屋での孤独死と比べても腐敗の進行が速いです。
もし発見したら、専門の特殊清掃業者に対処を依頼しましょう。

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