部屋が焦げ臭い8つの原因と対策

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部屋が焦げ臭い8つの原因と対策

タバコは吸わないし、火も使っていないはずなのに、
なんだか部屋が焦げ臭い気がするときがありますが…

一般的にはキッチンのコンロの消し忘れが多いでしょう。
原因によっては最悪の場合、大きな火事につながる恐れがあります。

部屋が焦げ臭い気がしたら、すぐに原因を見つけ、対策を取ることが重要です。
放置して火事を起こさないためにも、考えられる原因を1つずつチェックし、速やかに対処して、
安全を確保しましょう。
「焦げ臭い……」と感じたときは、真っ先に近くに出火原因があることを疑いましょう。
場合によっては、すぐに対処しないと、取り返しのつかない大火事につながります。

今回は、焦げ臭さの原因として考えられる可能性と対策をみていきましょう。

1.キッチンのコンロの消し忘れ

焦げ臭さの原因として1番多いのが、キッチンのコンロの消し忘れです。
料理中の鍋が焦げていたり、お湯を沸かしているのを忘れて空焚きしていたりしませんか?

消防庁の令和元年(1~12月)における火災の状況(確定値)によると、コンロが原因の建物火災は、
全国で年間2,864件発生しています。
これは全体の13.6%を占め、たばこ・放火を抑えて1番多い出火原因です。

【対策】

もしもコンロから火が出ていた場合、出火から1〜2分ほどで天井に火が届いてない段階であれば、
初期消火が可能です。
ただし、慌てて油を使っているコンロに水をかけるのは危険です。

まずは落ち着いて、消防署に119番通報してから、消火器などを使って消火します。
消火器がない場合は、水で濡らしたバスタオルやシーツを手前からかけて、空気を遮断するのが有効です。

出火から3分以上経過し、火が天井まで燃え上がっていたら、自力での消火は諦めて速やかに避難して
ください。

2.コンセントの発火

次に、家中のコンセントから火花が出たり、焦げたりしていないか確認しましょう。
コンセントの発火は、コンセントとプラグの間にほこりや髪の毛、ホチキス針などの異物が
侵入し、放電されることで起こります。

東京消防庁のデータ(前掲)によると、コンセントや差込みプラグによる火災は、過去10年で
増加傾向にあり、東京消防庁管内の火災原因の3割ほどを占めています。

コンセントからの出火は、接続された電気製品の電源がオフの状態でも、コンセントにプラグが
差し込まれているたけで発生する可能性があります。
テレビ台裏の配線・デスク周りの延長コード・調理家電など、家中のコンセントをくまなく確認
してください。

【対策】

もしコンセントから出火しているのを見つけたら、慌てずに消防署に連絡をしましょう。
消火器が近くにあれば、消火に取りかかってください。

火花が飛んでいる状態であれば、被害の拡大を防ぐためにコンセントからプラグを抜きます。
ただし、感電の恐れがあるので、素手で触るのは禁物。
乾いたゴム手袋などを着けてプラグを引き抜き、できればブレーカーも落としてください。
通電を遮断した状態であれば、水をかけても大丈夫なので、完全に消火しましょう。

3.ブレーカーの発熱

ブレーカーが老朽化すると、内部の接続ネジの緩みによる発熱が起こりやすくなり、火災につながる
ことがあります。
分電盤を開け、ブレーカーが焦げていないか、焦げ臭いにおいが強くないかを確認してください。

【対策】

ブレーカーの修理は電気工事士しかできません。ブレーカーが焦げているのを発見したら、
コンセントの場合と同様に電気工事会社に問い合わせましょう。
ブレーカーが焦げている状態で気づけたら不幸中の幸いです。
そのまま使い続けていたら大きな火事になっていたかもしれません。

4.電球に付着したほこりやテープの焦げ

電球にほこりやテープが付着すると、熱が伝わり焦げてしまうことがあります。
従来の蛍光灯なら発熱しやすいです。
自宅で蛍光灯のシーリングライトやデスクライトを使用している場合は、電球が焦げ付いていないか
チェックしましょう。

また、従来の蛍光灯用の照明器具にLEDランプを取り付けて、発煙・発火するケースもあります。
もし最近LEDランプに取り替えた場合は、この原因の可能性が高いので、照明をよく確認してください。

【対策】

焦げた電球を見つけたら、電気を消して、新しい電球に取り替えましょう。
LEDに対応していない照明器具には、LEDランプを取り付けてはいけません。

5.ストーブに衣類が接触しての着火

石油ストーブ・電気ストーブ共に、衣類や布団、ペットの毛などが近くにあると、火が燃え移って
しまいます。
ストーブの近くに洗濯物を干していたら、知らぬ間にストーブの上に落下していたということも
あり得ます。

布や紙に引火すると、火が広がるのも速いです。ストーブの近くで何か燃えていないか確認してください。

【対策】

万が一、ストーブ付近ですでに火が燃え上がっていたら、すぐに119番通報しましょう。
まだ火が天井に達していなければ、自分で初期消火をおこなうことが可能です。
濡らしたバスタオルやシーツなど、大きめの布を手前から火に被せ、酸素を遮断してください。

ただし、消火が難しく身に危険を感じたらすぐに避難しましょう。その際にもし余裕があれば、
空気を室内に入れないために、窓やドアを閉めておくと良いです。

6.エアコンの焦げ付き

焦げ臭さの原因として、エアコンの故障も考えられます。
電気系統のショートや、内部にたまったほこりの焦げ付きが起こっているケースです。
目視しにくい部分のモーターに不具合が生じていることも考えられます。

また、部屋のエアコンではなく、室外機から焦げ臭いにおいがしたり、煙が出たりする場合もあります。
故障したまま使い続けると火事になる恐れがあるので、エアコンからにおいが出ていないか、
よく確認しましょう。

【対策】

エアコン内部のトラブルが発生していた場合や、明らかにエアコンから焦げ臭いにおいがする場合は、
すぐに電源を切ってコンセントを抜き、家電メーカーや購入先の販売店、修理業者に問い合わせましょう。

また、エアコンの故障を防ぐために、エアコン内部の掃除をこまめにすること、室外機の周りに物を
置かないことが大切です。

7.マンション・アパート内の火災

焦げ臭いにおいが自宅ではなく、同じマンション・アパートの別室から漂ってきている可能性もあります。
自宅に火元や電気機器のトラブルがないか調べたら、近隣で火災が起きていないか確認しましょう。

【対策】

もし近所で火災が発生していた場合は、119番通報をするとともに、マンションの廊下や
ロビーにある非常ボタンを押します。
そして、「火事だ!」と大声で叫んで近隣住民に知らせてください。

マンションは耐火構造により、自分の家まで火が燃え広がる可能性は低いので、落ち着いて行動する
ことが大切です。
自宅に火が燃え広がるのを避けるために窓や扉を閉め、慌てずに避難しましょう。

8.異臭症

火元や電気トラブルがないことを確認したのに、まだ焦げ臭い気がする場合は、鼻や神経系の病気が
原因かもしれません。

錯覚で焦げ臭いにおいを感じる病気として、「異臭症」があります。
鼻の中でにおいを感じる嗅上皮が傷つき、脳に信号を送る神経の一部に問題が生じる病気です。

以下の条件に当てはまる人は、「異臭症」が疑われます。該当するかチェックしてみましょう。

  • 鼻の奥から焦げ臭いにおいがする
  • タバコのような煙臭いにおい
  • 最近、風邪や副鼻腔炎を発症した
  • 焦げ臭いにおいが出たり消えたりする
  • 寝起きは大丈夫なのに、日中発作的に起こる
  • 空気が乾燥しているときに臭うことが多い

【対策】

周りにいる家族には臭わないのに、自分だけ焦げ臭さを感じる人は、一度耳鼻科に相談してみることを
おすすめします。

まとめ

今回は、部屋が焦げ臭い気がするときの原因や対処法についてみてきました。

焦げ臭さの原因として考えられるのは、以下の8つです。

  1. キッチンのコンロの消し忘れ
  2. コンセントの発火
  3. ブレーカーの発熱
  4. 電球に付着したほこりやテープの焦げ
  5. ストーブに衣類が接触しての着火
  6. エアコンの焦げ付き
  7. マンション・アパート内の火災
  8. 異臭症

火災を未然に防ぐため、当てはまるものがないかチェックしましょう。

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