もくじ
近年の日本では毎年大規模な水害被害が後を絶ちません。一度水害が発生した場合は復興までに数年を要します。
その地域で生活をされている方は、一日も早い生活再建の目途を立てたいとやきもきしておられます。
一日も早い復旧を手助けする為に、水害復旧に特化した専門会社が社会的に求められています。
現在では消毒会社による水害消毒、遺品整理会社や何でも屋による家財撤去等、数は少ないですが水害復旧に携わる業者も出始めています。
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平成の時代は【災害】の時代と言われるように、多くの災害、水害が発生いたしました。
記憶に新しいものでは平成30年の東日本豪雨、平成29年九州豪雨、平成27年鬼怒川氾濫、平成25年京都豪雨 など大規模な物だけでも沢山あります。
この他にもゲリラ豪雨や台風等の水害を合わせると、例年複数件発生している状態です。
もう毎年の事になり、例年段々と凶悪化してきているように感じます。
「平成は災害の時代」と言う事があるほど災害が多発しましたが、令和の時代には水害が発生しない事を祈りたいです。
予測が困難な、積乱雲の発生による突発的で局地的な豪雨を指す俗語である。ゲリラ雨、ゲリラ雷雨などの呼び方もある。ほぼ日本国内でのみ用いられ、国際的にこれに直接相当する言葉はない。気象学的に明確な定義付けはなく、気象庁は予報用語として「ゲリラ豪雨」を用いていない。
(Wikipedia「ゲリラ豪雨」より)ゲリラ豪雨をもたらすのは、急激に発達する積乱雲だ。日差しで地面が熱せられて地表近くの空気の温度が上がったり、暖かい空気と寒気がぶつかったりすると、上昇気流が起きる。強い上昇気流は雲を作りながら、垂直方向にぐんぐんと大きくなり、高さ10キロもの積乱雲になる。ここに海風など暖かく湿った空気が吹き込むと、雲の中に大量の水が蓄えられ、支えきれなくなったところで一気に雨となって降り注ぐ。
(朝日新聞デジタル「2011年度中学入試特集 – ゲリラ豪雨、なぜ起こるの?」より 2011/1/4)
と言われるように、地表の温度が高い事が原因の様であります。
なぜ?地表の温度が高いのか?
それは【日本の豊かさ】がもたらしたものであります。
日本国内では地方都市も含めて、ほぼ全ての交通網がアスファルトで舗装されています。
世界的に見れば、地方まで含めてここまで交通網が整備された国は日本位です。
その為、地表が高温になり、ゲリラ豪雨を発生させるに適した地盤を作ってしまった。
豊かになる為に準備したのに、多くの不幸が起きる。
色々考えさせられる皮肉ですね…。
答えを先に言わせて頂くと【不可能】です。
行政は力を入れて自然災害対応を行っていますが、自然の力はこちらの想定を上回るペースで年々狂暴化をしているのです。
備える事は重要ですが、備えるにしても限度があります。
発生を全て防げないのですから、水害が発生した時の対応を考えておかなければなりません。
防ぐ事が出来ないからこそ、特殊清掃の中でも水害復旧をできる会社が求められます。
水害がいざ発生した際に、多くの方は水害に合われた事が初めてであります。
その為、「何をすればよいの?」と不安になります。
様々な所から「こうすれば良い!」と情報が飛び交う事で、その混乱は更に高まります。
水害復旧会社を利用するメリット
このようなメリットから、水害復旧会社を求める方は非常に多くいらっしゃいます。
現在日本国内に水害復旧を専門的に行う会社は皆無です。
では皆さんどのような会社に注文をしているのでしょうか?
筆者は数多くの水害発生現場の現地に入り活動を行ってきました。そこで水害が発生すると様々な業者が出入りをします。
見ていて、それは全く効果が無いな?という作業で10万円ぐらい請求する会社などが沢山あります。
そこで現場を知る私から、水害復旧業者選びのPOINTを紹介します。
これは常総市などの鬼怒川氾濫の際に多く見られましたが、各家を【消毒しますよ】と消毒剤を散布している業者です。
きちんとした技術と経験があれば、地元の行政や工務店、など様々な所からお声がかかり、訪問して顧客獲得する必要はありません。
このような業社が非常に多いです。消毒剤は有効ですが、それは仕上げです。
一番の基本は汚水の排水!汚泥の除去!真水による洗浄!です。
この一連の作業後に消毒になります。
上記作業を提供するよりも簡単で原価もかかりませんから、安くできるように感じます。
しかしながら、消毒剤だけでは、全く意味が無いと考えてください。
まず汚泥を出す際に、床下に潜る必要があります。ここは建設業の仕事です。
ですので許認可をしっかり持っているか?無許可業者でないか?が重要な所です。
水害発生後は、なかなか大工なども見つかりませんから、最低限の解体に留める必要があります。
素人はとにかく床を切ってしまい、結局床が無くて仮生活すらできない!
このようなお客様も多く見てきました。
今後、水害復旧作業は求められていくと思います。
しかし困っているからと言って業者選びを簡単に考えると、痛い思いをします。
このページをお読みいただき水害復旧業者選びに役立てば幸いです。