水害による床下浸水、掃除の準備と手順

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水害による床下浸水、掃除の準備と手順

集中豪雨で下水が逆流して床下浸水してしまったらどうしたらいいのだろう?
少しの浸水なら、日にちが経てばそのうち水が引くかな?

水が引いたからといって、湿った床下をそのままにしていたり、
泥やごみを放置していると、健康を害し、家自体にも悪影響をおよぼしますよ。

床下浸水を未然に防ぐ水害対策

この記事では床下浸水を掃除するときの準備と掃除手順をご紹介します。

しかし、実際に自宅の床下に水が入ってしまった場合、床下の水を排水したり、乾燥・消毒をするのはとても大変な作業です。

水が近くまで来てしまったときでも、床下に水が入らなければとても助かりますよね。
台風が近づいているときや、大雨で川が氾濫しそうなときに、事前に水害対策をしておくことで、床下浸水を未然に防ぐことができます。

床下浸水を防ぐためのポイントは3つあります。

1)家の周囲の水はけを良くする側溝、排水溝に詰まったごみや落ち葉を除去する
2)流れてくる水をせき止める土のう、水のう、止水板を設置する
3)床下に水が入るところをふさぐ床下の換気口を防水テープでふさぐ

では、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

1.水はけを良くする

家の周囲の水はけをよくするには、家の周囲の側溝や排水溝に詰まっているごみや落ち葉を取り除きます。
こうすることで、雨水が排水されやすくなり、水が溜まりにくくなります。

2.水をせき止める

流れてくる水をせき止め水の侵入を防ぐには、土のうや水のう、止水板などを設置する方法が有効です。
土のうを用意できない場合は、二重にしたごみ袋に水を入れた水のうを使います。

3.水が入るところをふさぐ

床下に水が入ってくるところをふさぐことで、床下浸水をダイレクトに防ぐことができます。
そのためには、床下の換気口を、防水テープなどで直接ふさぐ方法が有効です。

床下浸水した時の掃除準備

床下浸水が防げずに浸水してしまった場合には掃除が必要です。
掃除をする前の準備、身支度の仕方について確認しておきましょう。

床下浸水の掃除をする際の服装・装備

床上浸水したあとの掃除を自分で行う場合、特に夏の暑い時期は、サンダルや軽装で掃除をしてしまいがちですが、それはとても危険です。

なぜなら、水害で川や下水から流れてきた水には、破傷風菌などの危険な細菌や有害物質が含まれている可能性があり、とても不衛生だからです。
また、泥水と一緒に、木片や金属の破片など、危険なゴミが流れてきているかもしれません。

ですので、できるだけ泥水に肌を直接さらさないよう、長袖長ズボンの洋服、手袋、長靴や底の厚い靴を着用することが大切です。さらに、泥水や粉じんが目や口に入らないよう、マスクやゴーグルを身につけましょう。

床下浸水の掃除をする際の服装・装備

長袖長ズボン泥水や堆積した土砂などに、直接肌をさらさないようにするため
長靴(または底の厚い靴)木やガラス、金属の破片などを踏んだ場合に備えて、底の厚い靴または、できるだけ足首よりも上まで覆う高さのあるもの(長靴など)を用意
手袋軍手などの厚手の手袋とビニール手袋を二重にする
マスク粉じんを吸い込まないようにするため、できれば粉じんマスクを用意する
ゴーグル粉じんや泥水が目に入らないようにするためのゴーグルがあると安全
帽子・ヘルメット粉じんや泥水を被ってしまった場合に備えて、帽子をかぶる

床下浸水の掃除に役立つ道具

床下浸水の掃除を自分で行うために、用意しておくと便利な道具をご紹介します。
すべて揃える必要はありませんが、タオルや消毒液、絆創膏などはすぐに使えるように準備しておくと便利です。

床下浸水の掃除に役立つ道具

バケツ泥や泥水を運ぶ
スコップ泥やゴミをすくう(剣スコップと角スコップがあると便利)
チリトリ泥やゴミをすくう
土のう袋泥をまとめる
ビニール袋泥やゴミをまとめる
ブラシ泥を洗い流す
ぞうきん泥を拭いたり、床下に溜まった水を排水するために使う
スポンジ床下に溜まった水を排水するために使う
排水ポンプ床下に大量に溜まった水を排水するのにあると便利
清潔なタオルケガをしたときや、汚れを拭くためにあると便利
消毒液掃除後、ケガをしたとき、泥が付着したときなどにすぐに消毒できるようにしておく
絆創膏ケガをしたときにすぐに傷口を保護するため

床下浸水を掃除する作業手順

準備が出来たらいよいよ掃除をします。
床下の掃除は、4ステップでおこないます。1ステップずつみていきましょう。

STEP1 排水する

点検口から床下を確認し、床下に水が溜まっている場合は、排水することから始めます。

水の量が少ない場合は、ぞうきんやスポンジで吸い取り、バケツなどに入れて外に出します。大量に水が溜まっている場合は、排水ポンプがあると便利です。家庭用の小型排水ポンプは、ホームセンターなどで購入することができます。

STEP2 溜まった泥を除去する

点検口から床下を確認し、床下に泥やごみが溜まっている場合は、スコップなどで集めて外に出します。
泥を床下に放置してしまうと、悪臭の原因になったり、乾燥した泥が粉じんになって辺りに舞ってしまう危険があります。

面倒でも、溜まった泥はできるだけ除去し、柱などにこびりついている泥は水で洗い流し、流した水もしっかり排水するようにしましょう。

STEP3 乾燥させる

床下の水と泥を取り除いたら、床下を乾燥させます。

このステップには十分な時間をかけ、床下をしっかり乾燥させることが大切です。
乾燥が不十分なまま床下を閉じてしまうと、カビが発生してしまい、木が腐ったり、床下から悪臭が室内に上ってくるような事態になりかねません。カビが発生してしまってから除去するのはとても大変な作業なので、ここで時間をかけて、床下をしっかり乾燥させましょう。

床下を乾燥させるには、扇風機や送風機などを使います。業務用の扇風機などがあるとより早く乾燥させることができます。

STEP4 消毒する

床下の排水、乾燥が終わったら、床下を消毒します。

床下の消毒には、消毒液をジョウロなどでまんべんなく振りかけるか、消毒剤を全体に散布します。
床下の地面やコンクリートの消毒は必ずしも必要ではありませんが、川の水や下水に含まれる細菌や有害物質が気になる場合は、汚水が入り込んだ床下をしっかり消毒しておくことで、感染症などのリスクを避けることができます。

床下浸水の掃除で使用できる消毒剤

クレゾール石けん液3リットルの水にクレゾール石けん液100ミリリットルを溶かすジョウロなどで床全体に散布
消石灰(しょうせっかい)1㎡あたり1kg程度床全体に数ミリ程度の厚さに散布

床下の消毒については、自治体で推奨していないケースがあります。
逆に、消毒剤を配布しているケースもありますので、迷う場合は自治体の窓口などで対処方法を確認しましょう。

まとめ

今回は床下浸水したときの掃除の準備と手順についてみてきましたが、できれば浸水を未然に防ぐことができればいいですね。そのため、台風が近づいているときや、大雨で川が氾濫しそうなときには

  • 水はけを良くする
  • 流れてくる水をせき止める
  • 床下に水が入るところをふさぐ

などの対策がありました。

それでも浸水をしてしまったら掃除に必要な服装や道具などの準備をします。
準備が整ったら掃除をしていきましょう。

掃除の手順は次の4ステップです。

STEP1 排水する

STEP2 溜まった泥を除去する

STEP3 乾燥させる

STEP4 消毒する

床下浸水の掃除で気を付けることは

  • 安全な装備をしてから作業を始める
  • 掃除が終わったらシャワーで汚れを落とす
  • 小さい子どもに手伝わせることは避ける
  • 自力で何とかしようとしない

です。

水害などで床下浸水した場合、後片づけ・掃除などの清掃作業を、行政がサポートしてくれる場合があります。または、ボランティアのサポートを依頼することもできます。しかし、需要が多すぎてそれらのサポートをすぐに利用できない場合には、水害復旧作業を専門におこなう専門業者に依頼する方法がおすすめです。

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