特掃隊では、この度火災現場消臭方法の特許を取得致しました。
これは特殊清掃業界の中で初の快挙であります。
今回はこの消臭特許に基づいた火災の消臭工法をご紹介いたします。
勿論、火災現場の完全消臭方法です。
火災現場清掃の他の記事を知りたい方はこちらをお読みください。
もくじ
火災現場を消臭するにあたって、何よりも大切な事は臭いの根源の除去であります。
そう、火災現場で確実に発生している煤です。
煤の除去無くして火災消臭はありえないのです。
詳しくは火災現場の煤清掃についてを(※現在作成中)お読みいただくとして、あくまでも火災消臭の為の記事と致します。
本格的な消臭作業に入る前に消臭剤だんぼを散布し、ふき取りを行う事が有効である。
「ダンボ散布+ふき取り」の工程があるかないかでは約1.5倍程度火災消臭が進まないデータがある。
この消臭剤だんぼは、正確には消臭剤では無く、分解材と言った方が正解である。
だんぼが、壁や床などに付着している臭気成分を分離してくれる。
分離された臭気成分をそのままにしていても効果は少ない為、確実に拭き取る事が重要です。
本格的な火災消臭作業にはオゾン燻蒸が有効である。
オゾン燻蒸のメリットは地球上で2番目に強い酸化力である。
様々な有害物質を巻き込んで、酸化分解を行う事で火災の臭気成分を分解してくれるのである。
臭いの成分と合わせて有害物質も除去できるのである。
火災現場の有害物質として思いつくものに【ダイオキシン】がある。
ダイオキシンは役2PPM程度で役90分程度のオゾンに触れる事で90%程度除去できるデータがでた。
では本格的な火災消臭方法が分かった所で、その消臭時間はどれくらい考えればよいのだろうか?
よく、長時間連続でオゾンを燻蒸する業者がいるが、実際にはそれは不正解であります。
オゾンは発生開始から時間が経過するにつれて濃度は上がらなくなってくる。
当社のデータではおおよそ35分位を境に濃度が上がらなくなってしまう。
オゾンは非常に不安定な物質である為、空気中に滞在している間にもドンドンと分解してしまうからである。
だから、長時間オゾン燻蒸を行ってもその効果は限定的である。
その為オゾン燻蒸の1回の時間は「オゾン濃度が高まる為の時間+有害物質分解時間+換気時間」がワンセットといえる。
40分+90分+180分=310分
合計5時間
これがワンセットであります。
1日であれば約4回程度繰り返す事が火災消臭の効果を高める事ができる。
では理想的な火災消臭時間はどの程度なのか?
当社の過去のデータから
日数 | |
スケルトン | 3日 |
建材あり | 4日 |
家財あり | 5日 |
以上の消臭時間を上記の日数程度行う事が必要である。
ここまで到達すると、火災臭の除去は9割方完成したといえる。
なぜ、建材があるのか?家財があるのか?で日数が変わるのか?
答えは簡単で、家財にしみ込んだ臭い、建材に付着した臭いなど臭気が付着している部分が増えてしまっている為、火災消臭作業に手間がかかるのである。
では、オゾン濃度の低い状態で同じ時間、同じ日数オゾン燻蒸を行えば同じ結果になるのか?
答えは簡単です。【NO】です。
オゾンの濃度が低ければその効果は低下します。
言い換えればオゾンの濃度が高い方が消臭力が高いと言えます。
特掃隊で目安とするオゾン濃度は10PPM~50PPM程度を必要であると考えます。
このオゾン濃度まで高めるには2つの方法があります。
1、強力なオゾン脱臭機を使う
非常に強力なオゾン脱臭機を使う事でオゾン濃度は高められます。
逆を言うとスペックの低いオゾン脱臭機では火災消臭では無理と言えます。
2、複数台のオゾン脱臭機を使う
これは当社での実験データです。
このグラフはオゾン脱臭機を2台設置した際のデータであります。
赤丸まではタイガーを1台でオゾン燻蒸を行います。
その時点で44PPMであった。追加でパンサーを追加した所、スペック通りタイガーの半分である20PPM程度が追加されて、65PPMまで上がった。
ここで、オゾンについてまとめると
オゾン脱臭機は複数台になれば脱臭力は高まる。
オゾンは長時間稼働しても脱臭力は一定である。
となる。だから火災消臭には高水準な機材を複数台必要といえる。
では、実際に火災消臭を依頼する業者を選ぶにはどのようにすればよいのか?
大きく分けて2つの方法があります。
これが一番簡単で確実な方法です。何故なのか?
以上のような点から特掃隊に注文しておけば問題ないといえる。
特掃隊以外での火災現場消臭にオゾンを使用する業者は基本的に特許権を使用している為、【特掃隊HP参照】といった文面をお願いしております。
その文面が無い会社は無許可で特掃隊の真似をしている業者です。ご注意ください。
火災消臭を行う上でオゾン燻蒸が非常に大切な事はわかって頂けたと思います。
オゾン燻蒸を行う際に最低限必要なオゾン脱臭機をご紹介いたします。
使用するオゾン脱臭機が分かれば、おのずと業者の力量が分かります。
国内上位機種 | パンサー | タイガー | タイガーパンサー | |
40㎡程度 | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
70㎡程度 | × | △ | 〇 | 〇 |
100㎡程度 | × | × | △ | 〇 |
業者がどのオゾン脱臭機を持ち込むかを聞けば、本当に消臭可能なのか?
一目瞭然です。
火災消臭業者選びの際の参考にしてください。
多くの方が気になる部分であります。火災、火事が発生した際の消臭料金はいくらくらいかかる物なのでしょうか?
高いの?安いの?全く見当がつかない方が殆どであります。
火災消臭を行う際での料金の項目としては大きく分けて2つです。
一つ目はダイオキシン類分解作業(オゾン燻蒸作業)
2つ目は仕上げ作業の特殊コーティング
です。この二つが火災消臭作業に必要な項目になります。それではご紹介していきます。
火災消臭料金の大部分を占める部分としてはダイオキシン分解作業です。
こちらは各社によって違います。それは先程述べたように濃度の違いなど様々な理由があります。
ここでは参考までに当社の料金を掲載します。
1立米=1800円
これが基本の1日の火災消臭料金です。
この基本料金に
スケルトン×3日
建材あり×4日
家財あり×5日
これが基本の火災消臭料金になります。
高い…と思われる方もいらっしゃいますが、家財や、建材を全て購入しなおす場合を考えてください。
消臭技術で出費を抑えられるのです。
火災現場の燃えた箇所を塞ぐ工法特殊コーティングです。※当社の特許工法です。
特掃隊オリジナル特殊コーティング材【シャーダン】の施工料金は
1平米=4800円
普通の塗装代金と大きくは変わりませんね!
あまり知られていない火災消臭の世界の記事を書かせて頂きました。
孤独死現場清掃など特殊清掃業界の多く技術は、特掃隊メンバーが現場の最前線で培ったノウハウのばかりです。
この火災消臭方法も安易に真似てサービスを提供する業者が増えない事を祈ります。
あくまでお困りのお客様に向けての記事です。
※火災現場清掃+火災煤除去+オゾン燻蒸+特殊コーティングは特許技術になりますので、無断での提供並びに、HPへの営利目的の記載は固く禁じます。
使用したい場合は特掃隊までご連絡ください。